予想プロセス

 

予想プロセスの基本

 

  REVO2000の予想理論は、多くの予想方法がそうであるよ

うに、競走馬の走破タイムを予測して結果を導くという方法に基づ

いています。走破タイムを予測するといっても、相当に複雑です。

それは、大きく分けると次の4つのプロセスから成り立っています。

 

プロセス1

JRAから提供された過去の成績データ中の走破タイムを、正確に

馬の能力を表し互いに比較できる数値に置き換えるプロセス(能力

タイムの計算・データベース構築)

 

プロセス2

JRAから提供されるデータを使って、競走馬の能力に関連のある

特性を把握し、予想するレースの条件によって各出走馬がどのよう

な影響を受けるかを数値化するプロセス(特性データの計算)

 

プロセス3

上記の能力タイムデータ、特性データおよび予想するレースの条件

から、各出走馬の勝つ確率、期待値等を求めるプロセス(勝率・期

待値の推定)

 

プロセス4

前プロセスで求めた各出走馬の推定勝率と期待値を基に、馬券の評

価を行い、購入馬券を決定するプロセス(購入馬券の決定)

 

 REVO2000は、前章で述べた理論に基づき「出走馬の勝率

の推定」、「オッズによる期待値の算出」そして「最適馬券の割り

出し」を一貫して行う機能を持っています。これらの機能の中で最

も複雑で難解な「出走馬の勝率の推定」は、過去のデータを基に徹

底した解析を行うことによってのみ成し得るものです。

  その第一歩であるプロセス1は、データの中で最も重要な走破タ

イムを無次元化(さまざまな条件を配慮し走破タイムを互いに比較

できて正しく能力を表す値に変換する)し、ユーザーパソコンにデ

ータベースとして組み込むことから始まります。次のプロセス2で

は、このデータベースを基に競走馬の能力に関係するいくつかの特

性を導きます。

  そして、プロセス3で、前2つのプロセス、及び、予想するレー

スの条件を吟味することによって、出走馬の走破タイムの確率分布、

期待値を推測することができます。最後にプロセス4で、それまで

の結果からそれぞれの馬券の価値を決定します(REVO2000

では、JRA−VANから得たすべての走破タイムデータに対して

23段階の演算・操作を施します。その内の8段階は、上記の「能

力タイムの計算・データベースの構築」のために行われ、残りの1

5段階は、「予想するレースの条件の吟味・出走馬の勝率推定(実

戦予想)」のために行われます)。

  上記の4つのプロセスは、データの流れを踏まえると、次のよう

な構成でREVO2000に組み込まれます。

 

g03

 

 


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